23-04-22

 2月14日。バレンタインデー。


 一年間の中で男子が最も色めきたつ日だ。




 義務教育までは授業と関わりのない物、特に不要な飲食物の持ち込みが禁じられていたのだが、高校になって一気に自由になった。給食という制度がなくなった影響もあるのだろう。毎朝のHR前にはコンビニで買ってきたおにぎりを食べている運動部の姿もちらほらと見かける。僕はどちらかというと、まだこれまでの習慣が抜けきらずにいる。学校でお菓子をつまむ、という行為自体に、そこはかとない忌避感を抱いてしまう。






 とはいえ、だ。






 同じ部活に所属するたった一人の先輩に対して義理チョコの一つも贈らないというのは如何なものか。別に強要しているのではない。近頃は社会全体の意識の変革もあって義理チョコを控える風潮すらある。けれど一般常識的に考えたら、絶賛青い春を謳歌している男女二人きりのオ・カ・ル・ト・探・偵・部・において、バレンタインの気配すら感じさせないクールすぎる対応をされたら、いくら僕だって不満に感じてしまうのは当然で──。






 時刻は20時45分。


 僕は隣の部屋を尋ねた。


 インターフォンを鳴らすと──


 …がちゃ、とドアが少しだけ開いた。








「────…?


 こんばんは、葵あおい先輩せんぱい。


 そんなに慌ててどうしたんですか」








 どうしたもこうしたもないだろう。


 ──とは言わず、一度呼吸を落ち着かせた。


 ここにきて妙な気恥ずかしさが込み上げてくる。




 同じ寮に住んでいるとはいえ、いきなり後輩の女子の部屋に突撃して「バレンタインなのにどうしてチョコをくれなかったのか」と問い詰める先輩の図を俯瞰すると、とても惨めだった。情けなさすぎて憐憫を覚えるほどだ。しかし他人との会話が苦手で根暗な僕が、咄嗟に適当な話題を見つけられるはずもなく、正直に用件を伝えた。




 頬を赤らめてそっぽを向く僕と──


 冷淡な美貌でまっすぐ見詰めてくる彼女。


 甘い雰囲気が流れる予感がしたのに──


 彼女は不敵な笑みを浮かべた。








「なるほど。チョコですか。


 元より葵先輩にあげる分はありませんが」








 例えば照れ臭くて渡せなかったとか。


 タイミングが合わずに持ち帰っただとか。


 そうした仕方のない理由ではなくて──


 そもそも僕の分は用意すらしていなかった。






 冗談っぽさは皆無。


 彼女は凛々しい目つきだった。






 澄み渡る蒼穹をほんのりと薄めて、雪原の銀色をまぜあわせたような、独特な色合いの髪。普段の学園生活ではその“薄氷色”の髪をそのまま流したボブカットで過ごしているが、部屋に戻るとこのように──片側をヘアゴムで結んでいるらしい。どこか子供っぽさも感じられるワンサイドアップ。さくらんぼをモチーフにした飾りも可愛らしかった。そしてやや大きめの伊達眼鏡。これはうちの学校の女子で流行っているらしい。理由は不明。部屋着のだぼっとしたスウェットのせいもあって、ゆるゆるなオフモード感。口にこそしないけれど、「先輩の相手なんてせずゆっくりしたいのですが」とそのクールな無表情が訴えているような気がした。段々と──申し訳なさが募っていく。






 確かにこちらが悪い。


 渡すも渡さぬも彼女の自由。


 僕が勝手に期待していただけ。






 未だに玄関のドアの隙間は微々たるもので、部屋に招いてくれそうな気配もない。これ以上問い詰めても余計に虚しくなるだけ。何より貴重な休息の時を奪ってはならない。だから僕は、急に尋ねたことを詫びてから踵を返した。自分の部屋に戻ったら、夕食の後片付けをして、皿洗いをして、お風呂に入って──今晩はさっさと寝てしまおう。






 と、諦めていたのだが──












 にゅるるん…きゅっ…♡












 手首に生温かい感触がした。


 見れば、黒い尻尾が巻きついていた。


 彼女──AyasakiAyasakiMayukiMayukiのお尻から伸びている。










「冗談ですってば」










 ぐぐっ…♡と引っ張られ──


 玄関のドアが大きく開いて──


 一瞬にしてMayukiの部屋へと吸いこまれた。








「はい。どうぞ。


 ちゃんと葵先輩の分もありますよ」








 壁ドンをされているような体勢で──


 ビニールで包装されたチョコを手渡された。


 手作りだが明らかに義理だと分かる小ささ。


 丁寧にメッセージーカードも添えてあった。










『To 男子の皆さん


    from AyasakiMayuki


 


 Happy Valentine♥


 Have a sweet dream♥』










 僕個人宛てではない事が明確になった瞬間、心臓に痺れが走った。理性の糸がぶちぶちと切れて本能が剥き出しになる。ただ怒りに駆られるだけではここまで興奮はしない。そう思いながらMayukiを見下ろすと──むわぁっ…♡と小さな肉体から熱気を放っていた。オスを誘惑する濃厚催淫体臭フェロモンだ。おまけに部屋全体にはチョコレートの甘ったるい匂いが充満しており、もう僕の理性はどろっどろに溶かされていた。目が血走る。お休みモードなスウェット姿のMayukiを睨む。オーバーサイズでゆとりがあるため、ボディラインなど目立つはずがないのに、Mayukiの胸は──ぼよんっ…♡と大きく膨らんでいた。








「────…?♡」








 尻尾をうねうね…♡と揺らして…


 小首を傾げては知らん顔をしている。


 とてもAyasakiMayukiらしいオスの誘い方だ。


 まんまとその策略にハメられている。








「どうぞ」








 Mayukiの“魔”を感じさせる瞳。


 伊達眼鏡越しにじっと見詰められる。








「食べてみてください」








 赤色のリボンをほどいて手作りチョコを取りだす。食べやすい一口サイズ。いただきます、と伝えてから口に入れた。奥歯で噛んで唾液で溶かしていけば、たちまち凄まじい甘みが広がる。味蕾に伝わる味も、鼻から抜ける匂いも、ぜんぶ甘い。一日の疲れが癒えていく感覚にうっとりとしていると、突然、妙な浮遊感に襲われた。その時になって僕は後悔する。なんの疑いも持たずに、綾・崎・麻・雪・の・手・作・り・チ・ョ・コ・を食べた事を──。










 ばくん…ばくんっ…♡




 ばくんばくんばくんっ…♡




 どくどくどくどくんっ…!♡










 心臓のポンプの強制稼働。


 強引な体温上昇と発汗、苛立ち。


 呼吸が乱れて一部だけに血液が集まる。


 微かな痛みを感じたのは最初だけで──


 あとはもうずっと過剰な興奮のみ──








 ──な…なにをした…っ!♡








 Mayukiの肩を掴み、尋ねる。


 するりと伊達眼鏡を外して口元を緩める。


 薄氷色の前髪は、僕の鼻息で揺らめいていた。










「…♡」










 先端がハート型になった尻尾をウネらせる。


 そこから…ぴゅっ♡と透明な粘液を分泌した。










 ぴゅっ…♡ぴゅっ…♡


 とろとろ…っ♡つぅ~~っ…♡






「隠し味に催淫液ラブリキッドを少々…♡


 淫魔サキュバスお手製チョコの…秘密のレシピです…♡」










 AyasakiMayukiは淫魔サキュバスだ。人間のオスの精を食らって生きながらえる魔の種族。直接的な摂取はもちろん、オスの妄想内に侵入する事での食事も可能である。今回、学園でどれだけの義理チョコを配ったのかは分からないが──僕の見た限りでは相当な数の男子に渡していたはず──その目的は単に親睦を深めるのではなく、別の意図がある。




 そうだろう──と問い質してみると。


 Mayukiは素直に頷き、舌なめずりをした。








「はい…♡先輩の仰る通りです…♡人間界の下らないイベント…バレンタインを悪用させて頂きました…♡本日皆さんにお渡しした全ての義理チョコに催淫液を仕込んであります…♡即効性があると学園で即パコされる可能性がありましたので…♡私のほうで調節して遅効性にしてあります…♡そうですね…♡ちょうど今頃…チョコを食べた男子の方々は…AyasakiMayukiわたしとのエロすぎる妄想を堪能されているのではないでしょうか…♡♡くす…♡やんやん…♡どんなプレイをされているのでしょう…♡早く回収してあげないといけませんね…♡なので…葵先輩なんかとお話してる場合ではないのですが…♡」








 淫魔に耐性のある特異な体質の僕ですら──熱い鼓動を刻む心臓に、どすけべ妄想に染まる思考に、ガン勃ちする陰茎に──これだけ苦しめられているのだから、普通の男子はもっと過酷な状況に陥っていても不思議ではない。いやでも──こう見えても実は優しくて気配りができるMayukiのことだから、催淫液の量をかなり少なくしてあるのだろう。実際、僕の分の義理チョコの包装にあるメッセージカードをよく見ると──Mayukiらしい小さな丸文字で「葵先輩用♡特濃催淫汁♡取り扱い要注意♡」と書いてあった。






 …やはり。


 全てAyasakiMayukiこのサキュバスの計画通りだったのか。






 僕はMayukiの腕を掴んで身体を入れ替えた。


 急いで玄関に施錠をしてからMayukiを抱き締める。


 催淫汁のせいで勃起した陰茎を布越しに密着させ──


 小さな…小さすぎる背中を執拗に撫でまわし──


 発情しきった唇をぐ~っ…と近付けた──








「やん…♡だめっ…♡」








 ぷい…♡とそっぽを向いて逃げるMayuki。


 苛立っている僕は容赦なく頬骨を押さえた。








「………んひゅぅ…♡」








 アヒル口を強制させて僕のほうを向かせる。氷のお姫様とも呼ばれるAyasakiMayukiらしからぬ間抜けな顔。30cmもある身長差を埋めるために背中を丸めて膝を曲げていく。次第に呼吸が重なり、それに伴って彼女の体臭も濃くなる。更に発情してしまう。いよいよ距離が縮まった時、僕は限界を迎えた。Mayukiのぷるっぷるの唇にしゃぶりついた。








 ぢゅるるるっ…♡








 むぢゅぶるるるぅっ…♡








 ぢゅるるるぢゅるべぞっ…♡ぢゅるべろっ…♡ぢゅぷプるむぢゅぅっ…♡ぢゅぱっ…♡べろれろえろ…♡れるべろべろべろ…っ♡ぢゅっぱ…♡ぢゅるぶぢゅぢゅプぷぅ…♡むぢゅるぞっ…♡ぶぢゅるぱっ…♡べちゅっ…ねちゃっ…♡ぢゅぅぅ…っぽん…♡








 一度唇を交わらせてしまえばMayukiも興奮を隠さなくなる。短い両手で僕にしがみつき、催淫汁に塗れた尻尾まで絡めてくる。僕とくっつくために背伸びをして、自ら唇を窄めて「ぶちゅぶちゅぅ~っ…♡」とねちっこいバキュームキスを仕掛けてくる。生意気クールな淫魔から恋心丸出しのマゾ乙女へ。僕の股間に膨らみに手を這わせ、ほっそい指でくにくに…♡と揉みほぐしながら、続けざまに長い舌を挿入してくる。








「んぇ…っ…♡」








 にゅるれろぉ~~…♡


 れろっれろっれろっ…♡


 ぴちゃぴちゃぴちゃっ…♡








「んふ~っっ…♡


 葵…先輩…っ…♡」








 尻尾を操り、僕の背中をぺちぺちと叩く。舌を出すようにせがんでくる。ベロキスおねだりだ。義理チョコの存在を隠蔽しようとしていた少女と同一人物とは思えない。正直イライラするけれどそれ以上に可愛すぎて、僕からもべーっ…と舌を伸ばしてやると──








「…いただきます…♡」








 はむっ…♡と僕のべろを啄み──


 唇の凹凸を隙間なく密着させて──








「ぢゅぷぷるぢゅるべろべろれぁ…♡れるれるれるべるぅ…♡ねるれろぉ…♡ぢゅるるっ…♡んぢゅぽっ…ちゅっぽちゅっぽちゅっぽ…♡先輩の舌…おいし…♡んぢゅる…♡べるべるべるべる…♡れるれるれるえるぅ…♡んお…あっま…♡ちょこの味する…♡ちゅぱっ…♡ん…っ…♡先輩…♡あおいせんぱい…♡んへぁ…♡はるれぇっ…ぢゅぷれろっ…♡んぷはっ…♡…すき…♡♡ぢゅぷばっ…♡ぶぢゅぢゅ…♡すきすき…♡♡ぢゅぴっ…ぢゅるぶぴっ…♡ぶぢゅぢゅ…♡ぢゅプぷぷぅぅぅ~~…♡…っっぽん…♡♡」








 いやらしい舌使いによる濃厚すぎるベロキス責め。僕の唾液にはチョコの甘さが残っていた。Mayukiがそれを吸い上げて咀嚼すれば、淫魔ならではの催淫性のある成分が混ざってエロさが増す。お互いの身体を触りながら唇をくっつけて涎を交換しているだけ。それなのに幸せで頭がいっぱいになり──危うく甘イキしそうになってしまった。








「…♡♡」








 Mayukiがすっと身を引いた。


 涎だらけの口元で笑みを作る。








 すりすりすり…♡


  なでなでなで…♡








 それから膨張した股間を撫でてきた。淫魔らしい淫靡な手つき。手コキにも満たない淡い刺激なのに僕は仰け反ってしまっていた。正直にいえば、今日のバレンタインにAyasakiMayukiと何かしらのカラみがあると期待して昨日からオナニーを自制していたのだ。僕は比較的性欲が強いほうで、一回の射精量も多い。なので毎日でも吐き出さなければ“限界”になってしまうのだが──Mayukiはそうと知りながら、甘イキしかけたちんぽへ、ザーメン貯蔵タンクがぎちぎちになった金玉へ──お淑やかなフェザータッチを繰り返す。








「わざわざオナ禁までして…♡


 バレンタインH期待してたんですか…♡」








 僕の思考など、淫魔の彼女にはあっさりと見透かされてしまう。否定しても意味がないのでさっさと認めてしまえばいいのに、首を横に振ってしまった。散々、Mayukiに対して生意気だの素直じゃないだの言っているけれど──結局は僕も同じだ。好意や期待を暴かれてしまうと、途端に恥ずかしくなってしまって、言い訳を並べてしまうのだ。






 たまたま時間がなかっただけで──


 別にMayukiのためじゃない──と。






 Mayukiは間接的なちんぽ撫でを続けながら、僕を見上げてきた。そして妖艶に微笑する。密着してくる。スウェット越しにでも分かる乳たぶの柔らかい感触。Mayukiの体温。もう入浴は済ませたのだろう。薄氷色の髪からはトリートメントの、純白の首筋からはボディソープの香りがして、毒々しい催淫体臭の流れに乗って僕の嗅覚を犯してくる。








「ふうん…♡


 そうですか…♡」








 ぴんっ…♡と──


 僕の陰茎をでこぴんで弾く──








「…それなら」








 ずるずるずるっ…!


 ベルトを抜かれてズボンを下ろされる。


 当たり前のように下着も脱がされてしまう。








 …むっわっ…♡


 ………びんびんっ…♡








 熱気を放出しながら零れ落ちた陰茎。


 Mayukiはその場に腰を下ろしていって──


 反り返った裏筋へと、軽いキスを落とした。










「…ちゅ♡」








 蒼い瞳を細める。


 そして“僕の言い分”を再確認する。


 ただチョコを貰いたかっただけで──


 別に期待をしてた訳ではないのなら──










「葵先輩とはHせず…


 他の方々の妄想で満・足・しても…


 …まったく問題ありませんよね♡」








 ぬらっ…♡♡








「くす…♡」








 刹那、Mayukiの瞳が紫に輝いた。


 不穏な予感に腰を引く──が、遅かった。


 既にがっちりと押さえつけられてしまっていた。


 おまけに裏筋への連続バードキスも続けられ──










 ちゅっ…♡ちゅっ…♡


 むちゅぅぅ~っ…ぱっ…♡






「──…?♡


 ええ、構いませんよ…♡


 せっかくならご覧になっていってください…♡




 葵先輩とらぶらぶバレンタインSEX…の予定が崩れてしまったので…♡私はこ・れ・で搾精オナニーすることにしました…♡なので…ついでに先輩もオナ禁ちんぽで射精されたらどうですか…♡学園男子の皆さんの妄想はいつだってドスケベ…ですが…♡今日は特別濃厚なのが期待できますよ…♡何せ義理チョコをお渡しする際に…エっロいフェロモンまきちらして…この巨乳をぴったりくっつけてあげましたからね…♡くす…♡放課後までばっきばきに勃起してたちんぽシゴいて…どんな妄想してるのか…♡




 楽しみですね…♡


 葵先輩…♡♡」










 Mayukiの双眸から放たれる紫色の光によって意識が呑まれていく。現実世界の感覚が遠ざかる。急激に冷えたかと思えば、突如として生温かいピンクの輝きに包まれる。薄暗い部屋。四方を囲むのは漆黒の壁。ここが夢と妄想の世界であると理解しながら、どのような光景が待ち受けているのかと不安を抱き──ごくっ…♡と生唾を飲んだ。


















 ────どっ…ぽぉん…♥


















 僕らが在籍する学園と同じ作りであるが教室に比べるとかなり狭い部屋。病院の診察室に似ていた。先生が事務作業をする長机があり、その奥にはカーテン付きのベッドが3つほど並んでいる。ここが保・健・室・だとすぐに分からなかったのは、漆黒の世界に呑まれた影響で思考力が鈍っているからだろう。そして相変わらず僕の身動きは制限されている。これより幕を開ける妄想劇に干渉する権利はないのだ。黙って見守るしかない。毎度ながら妙な緊張感が漂う。何せ、感覚的には現実世界とほぼ変わらないのだ。あまりにも再現性が高く生々しい。さすがは淫魔の能力だ──と実力を認めざるを得ない。










 ──黒い靄が晴れていく。










 まず現れたのは数名の男子生徒だった。


 一番奥のベッドを先頭に行列を成している。








 保健室にはカラフルな飾りつけがされていて、文化祭じみた様相を呈していた。しかしそこに並ぶ彼らは無言。一切会話もせずにある一点だけを凝視している。無論──先頭にあるベッドだ。窓からは陽光が射しており、薄いカーテンに淡い影を作っている。男子生徒達よりも小さな影が…ふりふり…ゆらゆら…とわざとらしく身をクネらせている様子が窺える。お着替え中──なのかもしれない。衣擦れの音も聞こえてくる。










 ──更に黒い靄が晴れた。










 行列を作る男子達の下半身が露わになった。


 皆、パンツを脱いで陰茎を勃起させており──


 それぞれが違う色のコンドームを付けていた。








 保健室の飾りつけと同様に彩り豊かな勃起ちんぽ。ますますお祭り感が強まる。けれども彼らの鼻息は荒く常に陰茎を脈打たせており、低俗な雰囲気は拭いきれない。これから何が起こるのか全く予想がつかない状況の中で、逆光で投影された小さな影の動きが止まった。やがてピンク色の煙がもくもくと焚かれ、カーテンが開かれていく。










 しゃ~~~っ…






  もわもわもわぁ…♡






 つやつや…ぷるんっ…♡


 むっちぃん…だっぷぅん…♡


 みちみちみちっ…ぎっちぃ…♡










 満を持して煌びやかに登場したのは──


 過激なコスチュームに身を包んだ彼・女・だった。










『お待たせいたしました…♥


 ようこそ、いらっしゃいませ…♥




 …………AyasakiMayukiAyasakiMayukiです♥』










 ぱんっ♥とクラッカーが打ち鳴らされる。


 直後、壁に備え付けられたモニターが点灯した。


 そこに表示された卑猥な文字に、度肝を抜かれた。










 童貞男子限定☆バレンタイン特別イベント


 学園No.1超人気のガチ美少女❤氷のお姫様❤


 AyasakiMayukiの凄テクに耐えられたら筆下ろしSEX❤


 ~キミはMayukiちゃんの生おまんこを堪能できるか!❤~






『────…くす♥』










 煌々と輝く卑猥なタイトルを背に、Mayukiがピ・ン・ク・色・の・ゴ・ム・手・袋・を引っぱった。複数の男子と接触するにあたり衛生面への配慮を示すためなのだろうが、エロさばかりが先行している。薄氷色の髪の上にはこれまた過度な桃・色・の・ナ・ー・ス・キ・ャ・ッ・プ・。黒色の布マスクまで装着していた。そして上半身を包むのは──女子高生らしい体操服。下半身は紺色のブルマとニーソックス。MayukiはまだJK1であり、春に購入したばかりだというのに乳肉の発育が著しいため、体操服の胸元はぱ・つ・ん・ぱ・つ・ん・だ。男子生徒達に挨拶をするために、ベッドからひょいっと下りるだけで──だっぷぅ…♥と重たく揺れる。ネームワッペンに書かれた『1-D 筆下ろし担当❤AyasakiMayuki❤』の文字も横に伸びてしまっていた。白い肌から滲む汗、催淫体臭の匂いも非常に濃厚で──








『Ayasakiさんのコスプレえっっっろ…』




『爆乳JKナースやっば…もう出そうっ…』




『ふーっ…ふーっ…ふーっ…!♡


 ぜ…絶対にMayukiちゃんとHしてみせる…!♡』




『おいっ…整理番号順に並べよっ…』




『おっぱい揺れすぎじゃね…?


 あれ体操服の下ノーブラだろっ…!♡』




『う~~っ…めっちゃいい匂いするっ…』




『背ちっこすぎっ…かわいっ…!


 なのにおっぱいでっか…!お尻でっか…!♡


 うぅぅ~~っっ…まゆぴっっ…!♡』




『あ~っ…我慢できねぇっ…』






 


 この世界観では、男子に配布された義理チョコに“整理券”がランダムに封入されていたようで、各々が手にした順番に従ってAyasakiMayukiとの筆下ろしチャレンジに挑む設定みたいだ。ドスケベすぎる爆乳JK体操服ナースコスに、我慢できず陰茎に手を伸ばしてしまう者もいた。中にはMayukiが放つ淫魔のフェロモンにあてられ──「うおっ…!♡」とノーハンド射精してしまう者も見受けられた。保健室が一気にオス臭くなっていく。






 Mayukiは淫靡に目を細めた。






 じぃ…♥と童貞たちを睨み──


 先頭に立っている者を呼びつけた。










『1番の方…♥』










 ──はいっ…!と明るい返事が響く。


 野球部らしき坊主頭の男子が前に出た。










『よろしくお願いします…♥』










 Mayukiはひらりと両腕を広げて──


 すぐそばまで来たその男子を抱き締めた。






 むぎゅぅ…♥






 まだ企画開始前。


 特別なご奉仕ではなく、単に始まりを告げる合図のつもりだったはずだ。よってMayukiにはそんな意図はなかったはずなのに、坊主頭の男子は『うお゛っ…!♡』と腰を痙攣させてしまっていた。Mayukiのちいさな身体にしがみつき歯を食い縛る。もしかしたら薄氷色の髪の匂いを嗅ぎ、布越しに当たってくるおっぱいの感触も愉しんでいるかもしれない。何れにせよ、彼は低い声で呻き続けて、遂には腰ヘコまで始めてしまい──








『おっ…やべ…っ…』




『…大丈夫ですか?♥』








 ぎゅ…♥ぎゅ…♥


  むぎゅぅぅぅ…♥








『…っ!あ…Ayasakiさんっ…!


 そんなに抱き締められたら俺っ…!


 あっ!♡ちょっ…!♡待ってっっ…!♡』






『……………?♥』








 ぎゅぅぅ~~~…っ…♥


 むぎゅむぎゅぅぅぅ~~っ…♥








『~~~っ!?♡


 や…やわらか…乳でかっ…!♡


 つか…なんつ~エロい匂いっっ…!♡


 うおっっ…マジでフザけんなって…!♡


 一回はなせっ…早くっ…!Mayukiっっっ…!♡』








 彼の意向を無視した密着ハグの続行。


 Mayukiからも全身をすりすり…♥と擦りつけ──


 もっちもちの媚肉をみっちりとくっつけて──


 最終的には──意図的に射精を促していた。








『おっ…お゛っ…!


 くっそ…無理だ…もうでるっっ…!♡


 Mayuki…Mayukiっ…イクっ…Mayukiっっ…!♡』






 どびゅるるるっっ!♡ぶっぴゅんっ!♡


 びゅるるっ…ぶぴゅぴゅ~っっ…♡


 びゅーっ♡びゅーっ…♡


 とぷとぷとぷっ…♡






『……………やん…♥』








 黄色のゴムへと精液を吐きだす様を見届けてから、ようやく彼を解放した。Mayukiの両腕による支えを失った彼は、ふらりふらりと覚束ない足取りで後退り、腰を抜かしてしまった。焦点は定まっておらず口は半開き。筆下ろしSEXに挑む前に負けてしまったというのに随分と満足気で、ようやく意識を取り戻すと──再びMayukiをガン見していた。








『フーっ…フーっ…♡』




『………残念でした♥』








 筆下ろし担当:AyasakiMayukiは忙しい。


 すぐに次の童貞男子を迎え入れる。




 整理券番号2番。眼鏡をかけた長身の男。いかにもガリ勉な風貌だ。AyasakiMayukiは幅広い層から人気を誇る。運動部に所属しスクールカーストの上位に立ついわゆる陽キャから、アニメや漫画が大好きで休み時間はソシャゲの周回に集中する陰キャ、果てには教師にまで愛されている。その真面目そうな眼鏡男子は、恐る恐るMayukiへと近寄り、まずは挨拶代わりのハグを交わした。呼吸は乱れてしまっていたが辛うじて耐えきる。緑色のゴムに包まれたちんぽをびくびく…♡させながらベッドに乗り、Mayukiと視線を交わす。








『では…♥』








 リモコンを片手に微笑む。


 直後、モニターの表示に変化があった。








『ルーレット開始です…♥』








 先ほどのタイトルに似た、卑猥なフォントで書かれた画像が目まぐるしく切り替わる。フラッシュ暗算みたいだった。Mayukiにも参加者にも判読は不可能で、ゆえに狙った画像で停止するなど至難の業。完全なランダム制。Mayukiは、『…♥』と色っぽい吐息を漏らして、いちいち眼鏡男子に目配せをしながら──リモコンのボタンを押した。








『はい、ストップ…♥』










 くるくるくるくるくる──…






 ぱっ──────…










 《チョコ味たっぷり顔舐めオナホコキ耐久❤》






     …ででーん…っ…♥










 バラエティ番組感のある効果音。


 射精我慢のプレイ内容が決定したのだ。


 男子生徒が呆然としているその傍らで──


 Mayukiは着々と準備を進めていた。








『どうぞお座りください』








 クールな声に促されて男子生徒は保健室のベッドに腰掛けた。その面持ちは緊張に染まっている。緑色のゴムで彩られた陰茎を脈打たせて待機する彼は、まるで病院で検査を待っている患者のようだった。やがて準備を終えたMayukiが歩み寄る。その右手には非貫通式のオナホが握られており、既に柔らかな唇を唾液でつやつやと輝かせていた。








『では挿入しますね…♥』




『最初は…ゆっくりっ…』




『はい、分かってますよ…♥』








 静かに囁きながら彼に身を寄せる。


 豊満な乳房を、熱ばんだ肌肉を密着させる。


 Mayukiは薄氷色の前髪で片目を隠したまま──


 ちゅるりっ…♥と舌なめずりをして──


 オナホでゆっくりと下ろしていった。 








 にゅぷにゅぷにゅぷぷぷぅ~っん…♥






『…うお…お゛っ…おほ…っ…。


 あっ…あ~~っ…オナホ気持ちっっ…。


 Ayasakiさん…っ…!早く60秒のカウントをっ…!』








 早くも快楽にやられて焦り狂う彼に迫られて、Mayukiはリモコンに触れた。再びモニターの表示が変わる。60秒──59秒──58秒──とカウントダウンが開始された。それを見た僕は、改めてこの悪夢の主題を思い出す。参加者は全員童貞。もしAyasakiMayukiの凄テクに耐えられたら筆下ろしHができる。そう──この長身眼鏡の童貞男子は、密着オナホコキに1分間──た・っ・た・1・分・間・耐えられたら──あのAyasakiMayukiとSEXできるのだ。しかも──冒頭のタイトルを完全に信じるのならば、ゴム無しの生ハメで、たっぷりと。








『うっ…うぅ…う゛ぅぅぅ~~っ…!


 嘘だろこれっ…!オナホってこんな…っ…!


 こんなに気持ちいいのかよっっ…!♡』








 だから必死に耐えているのだ。


 眉間に皺を寄せて歯を食い縛る。


 しかし快楽の威力は予想を上回る。


 まだ50秒以上あるのに腰はビクビクだ。


 憧れのAyasakiMayukiが隣にいるのに──


 その場から逃げ出そうと身を暴れさせている。








『52秒…51秒…50秒…♥


 ようやく10秒耐えられましたね…♥』






 ぐっぽぐっぽぐっぽぐっぽ…♥


 がっぽがっぽがっぽがっぽ…♥






『ふーっ…!ふーっ…!


 ちくしょっ…な…長すぎ…っ…!


 Ayasakiさんも少しは手加減してよっ…!♡


 オナホを動かすスピード遅くするとかっっ…!


 あとおっぱい押し付けてくるの反則っ…!♡


 あっ…あっ…!う゛~~でっっかっ…♡』




『…?♥


 くす…申し訳ございません…♥


 これはわざとではないのです…♥


 こうして…あなたにオナホコキする以上…♥


 必然的に当たってしまう…といいますか…♥』




『どんだけおっぱいデカいんだよ…!


 っっ…!あぅっ…!や…めろっっ…!


 今のパイ当てはわざとだろっ!Mayukiっ!♡』




『…♥』






 にゅこにゅこにゅこにゅこ…♥


 ぶぢゅぶぢゅぶぢゅぶぢゅ…♥


 


   むっ…♥にゅぅぅぅぅん…っ♥






『……………はい♥


 おっぱい♥わざと押し当ててます♥』








 ようやく30秒が経過した。


 言うまでもなく男子生徒は限界寸前。


 今にも射精してしまいそうな緩んだ表情。








『ぐっっ…うぐぅぅぅ…!


 オナホコキっ…耐えてみせるっ…!


 絶対にAyasakiさんとHしてやるぅぅ…!♡』








 願望を復唱して己を鼓舞する。


 だが彼は大事な事を忘れていた。






 Mayukiが黒マスクを外し──


 『れぇ…♥』と長い舌を伸ばした。






 目を瞑り、鼻孔を膨らませ、涎を垂らしている──切迫した童貞男子の顔へと──Mayukiは涎でひったひたに濡れた舌を這わせていく。髭の剃り残しがある顎から始まり、くすんだ色の頬を通り、目尻まで舐めあげる。寄り道がてら『ぢゅるぢゅる…♥』と耳舐めをしてから、前髪の裏に隠れた汗だくのおでこへ。そこから一気に──鼻筋をなぞるようにして下っていき、男子生徒の鼻を『ぢゅっぷ…♥』としゃぶる。きゅっと細めた舌先を鼻の穴に挿入して──『れるれるぅ…♥』と嗅覚細胞を直接蕩けさせていく。








 がぽがぽがぽがぽがぽっ…♥


 ぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽっ…♥




『んべぇ…♥ぢゅるれるれぇ…♥ぢゅっぱ…♥んべぇぁ~~…♥るれぇ~~…♥んへっ…♥えろれろねろぉ…♥んはっ…♥ぢゅるれろ…♥ぢゅべぇ…♥れろぉ…ん…♥♥お顔…きもちいいですか…♥ぺろっ…♥よだれの匂い…興奮しますか…♥んっ…?♥』






   ──AyasakiMayukiの顔舐めオナホコキ。








 性感帯を刺激されている訳でもなく、キスほどの満足感があるようにも思えないから、無意味な行為にも見えるが──それは傍観者目線の話。顔舐めには当事者にしか分からない魅力がある。そこに侮辱的な意味合いが込められているのだとしても、好きな人の温度に顔全体が浸り、とろとろの唾液に溺れてしまいそうで、くすぐったくて──とにかく最高なのだ。しかもどうやらMayukiは事前にチョコを食べていたらしい。紅色の舌から垂れる涎からは、より甘ったるい匂いがするのだろう。男子生徒の恍惚とした様子を見ていると、僕のほうにも──むわぁ…っ…♥とメス臭いチョコの香りが漂ってきた。








『~~~ぷはっ…!


 ぜーっ…はーっ…ぜー、はーっ…!


 うっ…Ayasakiさんのよだれっ…あっま…!


 んおヤバ…ちょこの味する…っっ…!♡』




『やんやん…♥


 お口のまわりべろんべろんして…♥


 私のよだれ…舐めすぎですよ…?♥』




『ぢゅるれろっ…れろれろっ…!


 うまっ…Ayasakiさんのよだれうまっ…!♡


 なんでこんな…濃厚なチョコ味がっっ…!』




『チョコ味たっぷり顔舐めオナホコキ耐久…♥


 …ですので…♥趣旨に合うように、と…♥


 事前に食べておきました…♥』








 Mayukiはもちゅもちゅ…♥と唾液を咀嚼した。


 それからもう一度、彼の顔へと垂らしていった。








 でろでろでろぉぉ…♥






『それと…忠告が遅れましたが…♥


 私の涎には強烈な催淫性がありますので…♥


 …お舐めになる量にはお気を付けくださいね♥』








 妖艶に微笑んで──


 オナホコキを激しくさせる──








 ぢゅっこぢゅっこぢゅっこぢゅっこ…♥


 にゅるぐりっ…ぐりゅっぐりゅっ…♥


 がぽがぽっ…にゅくにゅくっ…!♥


 ぐりんぐりん…ねりゅぅっ…!♥




 かっぽかっぽかっぽ…♥


 ぎゅぷぎゅぷぎゅぷぅぅ…♥




 ぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽ!♥


 ぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽ!♥








 単純な前後運動に加えて手首のスナップを利かせたねじり回転、亀頭とカリ首だけを重点的に責める小刻みピストン、手で握り潰しながらの真空圧迫。残り時間が15秒を切ったところで、本格的な凄テクオナホコキを仕掛けていた。チョコ味よだれの顔舐め責めに遭っている童貞男子は、これまでのように無駄口を叩く余裕すらなく、ベッドのシーツを掴みながら腰を引っ込めようとしていた。けれどもMayukiが操る淫靡なオナホに追いかけられ、結局は根元までぐっぽり♥と咥え込まれ──搾精されてしまった。








『ひぅっ…!♡


 うっ…うぐぅぅっ…!♡


 Ayasakiしゃんっ…あ…Ayasakiぃぃ…!♡』








 だらだらと涎を垂らす彼の頬へ──


 『…Chu♥』と優しくキスを落とす。












『…童貞ちんぽイけ♥』












 筆下ろし担当爆乳JKナースの媚びた調子ではなく、優等生AyasakiMayukiとしてのクールな一声。それが最後の呼び水となった。童貞男子は顔中をべたべたに濡らしたまま全身を痙攣させて精液を放つ。びゅーっ…♥びゅーっ…♥とぷにぷにのオナホ越しに響く吐精音。モニターに表示されている残り時間は『12秒』であり──残念ながら失敗となった。








『お疲れ様でした…♥』








 Mayukiが替えのゴム手袋をつけ直していると。


 次の童貞男子が意気揚々と飛びだしてきた。








『次は俺の番だっ…!』






『………はい♥』








 整理券の確認を済ませたら、例のルーレットを開始させる。曰く──童貞でも余裕で耐えられるアタリ企画も仕込んであるらしく、3番目の茶髪男子はそれを期待しているようだった。Mayukiは黒の布マスクをつけて妖しい笑みを浮かべている。ピンク色のゴム手袋に包まれたその指先でリモコンのボタンを押せば──ででーん…♥と確定した。










 《AyasakiMayukiのねっとり爆乳パイズリ耐久❤》


 《たったの30乳コキ❤耐えるだけでOK❤》










 企画内容に目を配るとすぐにMayukiは体操服の裾を摘まんだ。沢山の童貞男子が行列を成しているその前で、ぐ~~っと捲りあげていく。僕も含めて誰もが『どんな下着だろう…』と期待を寄せていたはずだ。しかし──実際に蒸れた汗臭とともに零れ落ちたのは──メ・タ・リ・ッ・ク・レ・ッ・ド・の・三・角・ビ・キ・ニ・。もちもちな乳たぶがぎゅ~っ…♥と締め付けられており、悪夢ならではの灯りを受けてぬらぬらぁっ…♥と淫靡なツヤ感を放っていた。






 バレンタイン仕様のエロい赤水着。


 あまりにも巨大で重量感のある乳房。


 童貞男子の想像を絶する蠱惑的な曲線美。






 先ほどと同様にベッドに腰掛けさせた彼の両脚の間に入り、お淑やかに腰を下ろす。たったそれだけで光沢赤メタリックレッドビキニに吊るされた爆乳がだっるぅん…♥と波打つ。ただデカいだけではない。僕との搾精活動の影響で短期間で驚異的な発育を遂げていることもあり、長さも兼ね備えている。媚肉の急成長に乳肌が追いつかず、重力に負けているのだ。結果的に、ぐ~~ん…♥と長い一本の縦線のような谷間をしているのである。








『…♥』








 Mayukiがローションボトルを手に取ると──








『──お…終・わ・っ・た・…』








 ──と、茶髪の童貞男子が呟いた。


 どういう意味か、僕は疑問に思った。


 するとご丁寧に“悪夢”が答えを示してくれた。








『パイズリ30回だけってさ…


 60秒耐えるよりも楽そうだけど…』




『あぁ…アイツって確か──…』




『俺たちの学園で一番のズリキチっ…』




『寝るよりも食べるよりもおっぱい大好きで…


 毎日のオナネタはMayukiちゃんの爆乳盗撮…


 それかお気に入りのパイズリ動画…だったよな…』








 数ある耐久企画の中でも最もご褒美の筆下ろしHに近いであろうアタリ枠。しかし茶髪男子の性癖からすれば一番のハズレ。ルーレット開始前の彼には勇ましさがあったが、今はMayukiのぷるん…♥としたもっちりバストを眺めては怯えている。戦意を喪失していた。いっそMayukiの極上でかぱい奉仕を堪能してやろうと──自ら腰を前に出す。






 びくっ、びくっ、びくっ…♥






 期待と恐怖。矛盾した感情で板挟みにされた陰茎が弱々しく悲鳴をあげる。オーソドックスな薄ピンク色のコンドームをぴっちりと装着したちんぽの傍へ、Mayukiが身を寄せた。近付くほどに立体感が増す。乳臭が濃くなる。過剰な膨らみと谷間の長さに驚く。雪女のようなほっそい指でぱい肉を掴み、外側に開けば、広々とした乳肌が露わになる。パイズリを予感、いや確定させる乳開き。そのまま膝立ちのMayukiはすりすり…♥と彼の両脚の間へと入った。ばかでかいおっぱいを開いたまま…暫し静かに待機して…。








 くにゅくにゅ…♥


   ──乳たぶを優しく揉みこんで。






 ぱっっ…♥


   ──いきなり両手を放したかと思えば。






 だぷちゅぅん…!♥


  ──横乳から押さえつけて圧迫した。


 






 瞬く間にAyasakiMayukiの爆乳に呑まれた。喰われた。なぜか僕の股間にまでパイズリ快楽が伝わってくる。童貞男子の相手で発汗し、熱を帯びた肉厚な媚肉。それらが左右から押し寄せてきてちんぽを圧迫、いや絞め殺す。濡れた乳肉はまるで磁石のようにくっつきあい、谷間にある余計な空気を排出してたちまち真空状態と化す。強烈な抱擁感。ただメスの贅肉で包まれているだけなのに、ちゅぅ…♥ちゅぅ…♥とちんぽ全体を吸い舐られているかのような錯覚に陥り、気持ち良すぎて腰が引けてしまう。








『失礼しました…♥


 …こちらを忘れてましたね♥』








 Mayukiはローションボトルの先っぽをぴったりと閉じた谷間に当てた。そしてすぐさま握り潰す。300ml以上の容量がある。メーカー側も複数回に分けて使用する前提で販売しているだろうに、あろうことかMayukiはそれを全ておっぱいに注ぎ入れてしまった。








 ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぅ…♥


 どりゅどりゅどりゅどぷぅ…♥


 ぶりゅぶぴ…♥びちゅっ…♥


 どろろろろろ…どぽぉ…♥




 ちゅぅ…っぽん…♥








 これでようやく準備完了。


 AyasakiMayukiのパイズリと共に──


 30乳コキのカウントが開始される。










 ↑↑↑ずりゅりゅりゅぅ~っっ…♥




   ………ぱっ…♥


 


 ↓↓↓べっっちゅぅぅんっ…!♥♥








『…………い~ち…♥』










 左右からの圧迫を維持したまま乳たぶを持ち上げて、根元から亀頭までたっぷりと舐め上げたのちに、数秒の爆乳ホバリングを経て一気に落とす。両乳あわせて6kgは超えそうな爆乳が重力に従ってにゅとんっ♥と崩れ落ちる。その際に生じる摩擦によって苦しめられた陰茎からは我慢汁が溢れるが、300mlのローションでだっぷだっぷのベタ濡れ状態になったおっぱい内においては潤滑油の足しにもならない。雀の涙も同然。




 涙ぐむ茶髪男子に対して──


 Mayukiは『──?♥』と小首を傾げた。




 きっと彼の性癖も理解しているはずなのに、あえて知らないふりをして『たった30コキだけ耐えれば♥童貞卒業Hができる大チャンスですよ♥』という体裁を貫く。そして再びくっそ重たいデカパイを持ち上げた。既に絶頂間近な彼は家畜の断末魔みたいな悶え声をあげる。それでも構わずに、Mayukiはぷるっぷるのおっぱいをまた落下させる。








 ↓↓↓どっちゅぅぅぅんっ…!♥♥




『…………に~~…い…♥』








 茶髪男子が仰け反った。


 しかしすぐに元の姿勢に戻る。


 Mayukiの肩を掴み、遠ざけようとする。








『うぅ…やだやだっ…やめてっ…!


 お願いだからぱいずりやめてっ…!♡


 Ayasakiのおっぱい気持ちよすぎるからっ…!♡』




『………まだ2ふたコキですよ?♥』




『いやだってっ…!


 乳ピストン重たすぎるしっ…!♡


 ぱい圧もエグくてちんぽ潰れそうでっ…!♡』




『…耐えられませんか?♥』




『無理…絶対に無理っ…!♡』




『なるほど…♥』








 ──では…♥と冷静に前置きして。


 Mayukiは両手でおっぱいを鷲掴みにした。








『終わらせてしまいましょう…♥』








 碧色の瞳がにぃ…♥と細められる。


 やがて水っぽい肉音が爆音で響き始めた。










 だぷっ♥だぷっ♥だぷっ♥だぷっ♥


  だぷっ♥だぷっ♥だぷっ♥だぷっ♥




 にゅるるっ…どちゅぅんっ♥


   にゅるろろろっ…ばちゅぅんっ♥




 べったべったべったべったべった…♥


 ぺたんぺたんぺたんぺたんぺたん…♥










 全校男子の憧れの的。思春期真っ盛りのオスの性的欲求を内包した視線を浴びまくり、下卑た噂話の対象にされているAyasakiMayukiの爆乳が跳ねまわる。Mayukiの白き手によって自由自在に操られていやらしい音を奏でる。彼のちんぽを追い詰める。『ほっ♥ほっ♥ほっ…♥』と情熱的な乳コキ。更なる発汗と発熱が起こり、光沢赤メタリックレッドビキニがズレてしまって、童貞男子の想像よりも大きな乳輪が──ちらっ…♥と見えてしまった瞬間。








 だぱちゅんっっっ…!♥♥






『…はい♥


 びゅ~~…♥びゅ~~…♥びゅ~~…♥


 AyasakiMayukiのおっぱいにザーメンびゅ~っ…♥』








 クールな命令に従う形で射精を迎えた。


 彼は思いきり仰け反って喘いでいたが、その精液は一切見えなかった。Mayukiの乳たぶに吸いつくされてしまったのだ。オスの象徴たる濃厚な白濁汁をアピールする機会すら奪われたまま、ひたすらねちっこい凄テクパイコキで搾精されていく。Mayukiは肩紐に手をやってビキニのズレを直してから、『ふーっ…♥』と息を吐いて爆乳を開いた。








『残念でした…♥』








 でろでろぉ~っ…♥


 分厚い乳肉の間に架かる精液の糸。


 保健室に広がっていく湿っぽいザー臭。




 下品なザーメンブリッジを見せつけたMayukiは、再びおっぱいを閉じた。何も挟まずに擦りあわせる。そんなエアパイズリの最中に、ようやく下乳から精液が滴り始めていた。腹を空かせた怪物が垂涎するように、つぅ~~っ…♥と長く糸を引いていた。




 Mayukiはウエットティッシュをとり、谷間を拭いた。次の童貞男子に不快感を与えないための配慮、風俗嬢さながらのプロ意識である。そして体操服の裾を元に戻して、こほん…♥とわざとらしく咳払い。『筆下ろし担当❤AyasakiMayuki』の文字が横に広がりパッツパツになってしまった胸元を強調し、むちむちのエロボディを誇示してみせる。










『それでは次の方──…♥』










  くるくるくる…ぱっ…ででーん…♥






 《3人同時ヌき❤淫魔形態サキュバスフォームでW手コキ&尻尾コキ❤》










 僕以外の男子がうじゃうじゃいる前だというのに躊躇わずに淫魔モードへと変身する。黄金の角に漆黒の尾。可愛らしい小さな羽。碧色の瞳にハートマークを浮かべた肉食系淫魔ドスケベサキュバス:AyasakiMayukiは──整理番号4、5、6の男子を集めた。まずは両隣の童貞男子の陰茎を握る。それから、するりと長い尻尾を背後に伸ばしてやはりちんぽに巻き付けた。人間の女性には不可能などすけべご奉仕が始まると、三人分の情けない声が響き渡る。








『Mayukiちゃん手コキうっっま…!


 ちょ…カリ首ばっか擦るの禁止でしょっ…!♡


 そこ敏感なんだから…もっと優しくしてっ…♡』


 


『おててすべすべ…ぷにぷにっ…。


 髪の毛からシャンプーのいい匂いする…。


 て、てかAyasakiさんってサキュバスだったの…?』






『…♥』






『尻尾コキやっっば…きもちっ…!


 手コキより余裕で耐えられると思ったのにっ…


 おっ…♡やばっ…亀頭なでなでしないでっ…♡


 うぅ好きっ…好きっ…おっぱい揉ませて…っ…♡』






『構いませんよ♥』








『──うぅ…まゆぴちゅき…っ…♡


 じ…じゃあ…僕とはキスしよ…?♡』




『ちゅっ…♥ちゅっ…♥』




『うわずるっ…なんでそいつだけっ…!


 俺ともしてよっ…!ほらっ…ちゅ~っ…!』




『やん♥そう焦らずとも…♥


 …むちゅぅ…♥れろれぉ…っ…♥


 ちゅっちゅっ…♥ちゅ~っ…♥』




『ちょ…キス時間長すぎ…っ…!


 まゆぴっ…ベロキスおかわりっ…!♡』




『…♥もう…♥


 ちゅぱっ…♥べろべろべろぉ…♥


 んぢゅるるるる…ぢゅプるぅぅ…♥』








 ちゅこちゅこちゅこちゅこっ…♥


  こちゅこちゅこちゅこちゅっ…♥


   にゅくにゅくにゅくにゅくっ…♥








『おっやべっ…でる…!


 出ちゃうよっ…まゆぴっっ…!♡』




『お、俺もっ…俺もでるっっ…!


 キスしたら急にっ…金玉がっ…♡』




『ふーっ…ふーっ…


 おっぱいでっか…尻尾コキえろっ…♡


 もういいや…このまま精液出してやるっ…♡』








 Mayukiは手コキの振り幅を狭めた。亀頭とカリ首だけをねちっこく責める。そして尻尾からは催淫液をぢゅぷぢゅぷと分泌させて、雄竿全体を満遍なく擦っていた。三方向から同時に射精の兆候を感じたMayukiは、全身の肌からぷしゅ~っ…♥とピンク色のフェロモンを放った。無意識のうちにそれを吸引してしまった憐れな三匹の童貞オスは、ちんぽを中心に腰をびくびくがくがくとさせて──ぴゅーっ…♥と精を放った。








『──────…♥』








 その後も僕を愚弄するかのように──


 童貞達との肉欲の宴が延々と続けられた──










 《ドスケベ腰振りダンスで色仕掛け❤》


 《ちんシコ続けて見抜きせずに耐えられるか❤》




     …ででーん♥








 《超シンプル❤凄テクバキュームフェラチオ❤》




     …ででーん♥








 《正面から❤AyasakiMayukiのパイ揉み素股疑似H❤》




     …ででーん♥








 《後ろから❤バック素股でラブ声疑似SEX❤》




     …ででーん♥








 《バストサイズ開示OPオプション付❤腰振り縦パイズリ❤》




     …ででーん♥








 《ラップ越し間接ベロキス❤高速手コキ❤》




     …ででーん!♥










 保健室には精液臭さが充満していた。Mayukiや童貞男子達は我を忘れるほどの興奮を抱いているから気にせずにいられるが、無関係な僕からすれば激臭。鼻を摘まんでいないと意識が飛んでしまいそうになる。風邪気味だったり怪我をした生徒を癒やすための場所なのに、これではもはや性処理公衆便所。しかしMayukiだけは、いつも通りのクールビューティな氷のお姫様として君臨し、本日最後の童貞男子の相手をしていた。








『ちゅぱれろっ…べろれるっ…んほっ…!


 ま…Mayukiちゃんのくちびる柔らかっっ…!♡


 ラップ越しにも伝わってくるよっ…!♡』




『んちゅぷぅ…♥ぢゅるれぉれぉ…♥


 ぢゅぷぷぷっっ…むちゅぅ~っっ…♥』




『う~~…顔もエッロ…♡


 鼻がぐ~って上向きになっちゃってる…!


 あの美人なMayukiちゃんのブタ鼻エロすぎっ…』




『んへぁ…♥んぶぅ…♥


 そんなに見ないでください…♥』




『あ~っ…やばっ…イキそっ…!


 筆下ろしが無理なら…せめてっっ…!』








 くるりっ…♥


   ぬっちゅぅぅ…♥


    ぶちゅぶちゅぅ…♥








『ふーっ…ふーっ…!


 べろべろちゅぱっ…れろ~っ…!』




『…やんやん♥


 勝手にラップを裏返しにするだなんて…♥


 そんなに私のよだれが好きなんですか…♥』




『大好きに決まってんだろっ…!


 あ~~イク…Mayukiの涎味わいながら精液だすっ…!


 イク…イクイクイクっっ…ちんぽイックっ…!』




『…♥』








 べろべろべろべろ…♥


  にゅこにゅこにゅこにゅこ…♥








『イけ…♥


 童貞ざーめんさっさと出せ…♥


 ほら…♥ぴゅ…ぴゅ…ぴゅ~~…♥』








 べるぉ~…♥と童貞男子のよだれがひっついたラップを舐めあげつつ、高速手コキで射精へと導く。凄テクと表現するに相応しいぶっコき方だった。彼もまた──Mayukiの泡立った涎に溺れてしまいながら、青色のコンドームの先端をぶくぶくぶく…♥と膨らませていく。『うおっ…Mayukiのよだれメスくさっ…♡』敗北を認める大量射精をぶちギメているというのに心底幸せそうで、唾液まみれのラップに顔をぐりんぐりんと擦りつけながら果て続けていた。ゴムの精液溜まりはぷっっくりと膨張して垂れさがっている。








 合計で25人。


 要した時間は僅か19分。


 童貞汁を搾り終えたMayukiが凛々しく立つ。








 汗ばんだ頬に張りつく薄氷色の髪を払い、艶美な微笑を浮かべる。ラップ越しベロキス手コキで搾りとった彼からコンドームを外して、紺色ブルマには不釣り合いな──不良じみた穴開きベルトに括りつける。精液量も濃度も異なる色とりどりの使用済みゴム。Mayukiが後頭部で腕を組んで脇を見せつけ、腰を前後にへこへこっ…♥と揺らせば、それらが淫らに踊り狂う。








『くす…♥』








 1-D❤筆下ろし担当❤AyasakiMayuki──


 ネームラベルの文字がじんわりと滲んでいく──


 




 つぷぷっ…♥






 使用済みゴムの一つに尻尾の先端で穴を開けて、口元へと運ぶ。とろみのあるザー汁をベロで受けとめて喉奥へと誘う。やがて僕をじ~っ…♥と見詰めたまま、ごっきゅん…♥とわざとらしく喉を上下させて嚥下した。なおもMayukiは挑発的な目つきで──。








『…けぷっ…♥』








 わざわざ僕の顔にむかってげっぷをした。


 童貞臭さたっぷりの凄まじい匂いに──


 僕の意識がぐにゃりと歪んでいく──


















 ────ざっ…ぱあん…♥


















 漆黒の悪夢から這い上がった僕は性欲を滾らせていた。冗談抜きでこれまでで一番の発情。獰猛な肉欲が暴れだしている。せっかくのバレンタインだというのに催淫汁入りの義理チョコを渡され、挙句の果てに学園の童貞どもに媚びる妄想を見せつけられたのだ。理性が崩壊してしまって当然だろう。目を血走らせて鼻息を荒げる。目の前にいる本・物・の・綾・崎・麻・雪・の二の腕を掴み、引っ張って、玄関から──寝室へと連れていった。






「…やんっ…♡」






 初めて入ったMayukiの寝室。


 薄水色のカーテンに桃色のベッド。


 いかにも年頃の女子らしいカラーチョイス。


 クローゼットには制服やコートがあった。






「…♡♡」






 そして小さなタンスもあり、なぜか中身が見えるように開かれていた。そこには下着が敷き詰められていた。柄入りのデカブラから布っぽいナイトブラ、よく学園でパンチラ写真を盗撮されているオーソドックスな白パン。そしてMayukiお気に入りの紫色の紐パン。明らかに僕を発情させるための策略であり──視覚的な興奮のみならず、嗅覚からもちんイラを煽ってくる。ああやってタンスが開かれているせいで、Mayukiの下着から香るメス臭がたっぷりと広がっており、寝室全体がどすけべ催淫空間と化しているのだ。








「どうしたのですか、先輩…?♡


 今日はHえっちしないのでは…?♡んっ…?♡」








 散々イラつかせといて何を言いやがる。


 それにもうベッドに組み伏せられていて──


 僕を誘うように両脚をM字に開いているくせに──








「私のお気に入り…童貞の皆さんとの妄想で本日分の搾精は完了しましたので…♡葵先輩に頑張って頂く必要はないのですが…♡それとも何です…?♡バレンタインSEX用にオナ禁して溜めてたザーメン…♡吐き出さないと気が済みませんか…♡やんやん…♡最低です…♡自分勝手な変態さん…♡だから葵先輩はモテないんですよ…♡♡」








 伊達眼鏡越しのうっとりとした眼差し。SEXを拒否する台詞を並べつつも、Mayukiはさくらんぼのヘアゴムを外していた。薄氷色の髪がさらりと流れる。甘い香りが溢れだす。そのまま伊達眼鏡もとってしまった。だぼだぼのスウェット以外は普段のAyasakiMayuki。ムラつきが最大まで達した僕は、ズボンを脱いでパンツを下ろし、陰茎を露わにした。




 ふーっ…♡ふーっ…♡


 ヤらせろ…Mayukiっっ…♡




 腰をヘコつかせながら懇願する。


 するとMayukiはニヤけたまま僕を見上げた。








「もう…♡仕方ないですね…♡」








 にゅるん…♡と尾骶骨から尻尾を生やす。ハート型の先端でつんつん…♡とスウェットを突けば、強烈な紫色の光が拡散した。僕の視界が飛ぶ。少し待ってから瞼をゆっくりと開いていくと、そこには──悪夢と似た格好をしたMayukiがいた。








 『1-D❤葵先輩専用淫魔こいびとサキュバス❤AyasakiMayukiAyasakiMayuki❤』




   ──と胸元に書かれたぴちぴちの体操服姿。








 ナースキャップも黒マスクもゴム手袋も健在で、あの悪夢の続きにいる感覚になる。現実と夢の境目を彷徨っている──ような。しかしMayukiの肌に触れると、本物の温もりが伝わってきて一気に現実味が増す。曖昧さが消失する。体操服越しにおっぱいを揉みしだき、ほっそいウエストをなぞり、紺色のブルマを──ずるっ…♥と下げてやった。








「…っっ…♡♡」








 Mayukiはノーパンだった。


 おまけに膣口はぐちょ濡れ。


 濃ゆい愛蜜をだらだらと垂らしている。








「いえ…♡


 別に期待してた訳ではありませんが…♡」








 …ぷいっ♡と視線を逸らす。








「童貞さんの妄想回収で濡れただけです…♡


 勘違いしないでください…♡葵先輩…♡♡」








 嘘だと分かる言い訳を聞き流して、Mayukiの太腿ふとももを握る。外側に広げる。大胆すぎるM字開脚を強制させたところで、本人曰く童貞達との妄想で濡れたというおまんこの入口へとちんぽを宛がった。Mayukiは淫魔サキュバス。避妊具コンドームは必要ない。迷わずに腰を前に出す。ぎんっぎんに反り返った陰茎を挿入して、ぱんっぱんになった亀頭で膣肉を掻き分けていく──。








 ずぷぷぷぷるるるぅ~っっ…♡


 にゅるにゅるばっちゅぅんっっ♡




「──んっ…!♡♡お゛っ…♡♡」








 まずは腰をぐりぐりと押し付けて密着感を愉しむ。相変わらず膣肉が生意気に犇き合っており窮屈だった。濃厚な童貞妄想を回収したばかりという点も影響しているのだろうか。そう考えると余計に腹が立つ。僕は腰で楕円を描き、Mayukiのまんこをぬっぽりと耕した。奥をほぐし、中心あたりを押し広げ、浅いところを擦る。僕という存在を馴染ませるように執拗にちんぽを擦りつけてから、すかさずピストンを開始した。






 ぱんっぱんっぱんっぱんっ…♡


  べちっべちっべちっべちっ…♡






 濡れた腰がぶつかる。


 桃色のベッドがぎしぎしと軋む。


 豊満に実ったでか乳が弾みまくる。


 挿入中からMayukiはそっぽを向いていた。


 薄氷色の前髪で瞳を──


 漆黒の尻尾で口元を隠している──








「おっ♡おっ♡んおっ…♡すご…っ♡寝室で葵先輩に犯されてるっ…♡♡お゛っ…♡ぎもぢっ…♡毎晩…葵先輩とのHえっち妄想してオナってるベッドでっ…♡葵先輩とSEXしてるっ…♡♡んぐっ…♡ちんぽっ…♡いきなり容赦なさすぎっ…♡おっおっやばっ…♡♡ばれんたいんせっくすっ…♡♡期待してたのばれるっ…♡♡お゛っ…!♡せ…先輩っ…!♡おっぱい鷲掴みにしながら♡ぽるちおぴすとんするのだめっっ!♡♡♡」








 僕は凡庸な人間なので淫魔のように心を読み取れたりはしないが、それでもMayukiの気持ちは手に取るようにわかる。クールな氷のお姫様を気取っているがAyasakiMayukiこいつの本音はとても分かりやすい。だからこそさっさと付き合って恋人になってしまいたいのに、いつまで経っても拒否しやがるのだ。僕は腰使いを激しくしつつ、Mayukiの手を握った。了解もとらずに指を絡めて恋人繋ぎをすると、Mayukiは頬を赤らめて──








 ちゅっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡


 ぶっっぢゅぅぅぅ~~…っ?♡♡




「んお゛おおお…っ…♡♡」






   ──ポルチオでちんぽをバキュームしてきた。








 余裕を失っている証拠だ。


 僕はここぞとばかりに唇を重ねた。


 Mayukiの口を舌先でこじ開けて舐り尽くす。








「ぢゅれろ…♡れろれろむちゅっ…♡ぢゅるぞぞっ…ぶぢゅぅぅ…♡ちゅぱっ…♡んはっ…♡はぅっ…♡んあっ…♡あっあっあ゛~~っ…♡これやばっ…♡先輩のお口の中っ…♡義理チョコの味がのこっててっ…♡んおっ…♡お゛ーっ…♡じ…自分の催淫液で発情しちゃってる…っ♡♡んお~~すごっ…♡きすはめぴすとん気持ちよすぎっ…♡んむっ…♡ちゅぱれろっ…れるべるべるべる…んれぇぇ…♡んべぁ…っ…♡♡」








 AyasakiMayukiとの恋人繋ぎベロキスSEX。えげつない多幸感に陰嚢が震える。さすがに快楽が溜まってきた。長時間に渡り見せられた童貞妄想のせいもあって陰茎が敏感になっており、あまり耐えられそうにない。だから僕は、最後にせめてMayukiの表情を確かめようと手を伸ばした。薄氷色の髪をどけてから、尻尾を引っぱり、手首を押さえつける。








「~~~…っ♡♡♡」








 切れ長の瞳はうっとりと潤んでいた。


 鼻孔は膨らみっぱなしで鼻水がだらっだら。


 唇の周りは僕との唾液でべたべたに濡れている。






 …か、可愛すぎる…っ…♡






 思わずそう口にした途端、膣肉が締まった。


 無意識のうちに腰を後ろに戻してしまう。


 しかし間髪入れずに前に突きだしてやった。


 そうやって強がりながらピストンを再開する。


 






 ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡


  ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱあんっ♡




「やんっ♡あんっ♡あっあっ♡んあっ!♡♡ひ…卑怯ですよ先輩っ…♡がん見しながら…可愛い…とかっ♡そんなの感じちゃうに決まってるじゃないですか…っ♡んっ♡おっ♡おほっ♡んおっ♡ふっ…♡ふぅぅ…っ…♡こ…これはあくまで一般論であって…♡私の個人的な意見ではありませんが…♡葵先輩も…比較的かっこいい方かと思いますよ…♡♡んっ…♡お゛っ…♡♡いっぱんろん…♡♡ですのでっ…♡♡勘違い…しにゃいれ…っ♡くらひゃっ…♡♡…んお゛っ♡おんっ♡♡ちんぽ♡先輩ちんぽぎもぢっ…!♡♡」








 二人揃って汗だくだった。腰を重ねるたびに桃色のベッドが軋み、Mayukiの寝汗を主成分とする甘美なメス臭を漂わせる。不純異性交遊の紛れもない証拠である交尾臭が、寮の寝室に満ちていく。呼吸の度にMayukiの催淫体臭に犯される。常に陰茎には愛蜜が絡んできているし、先ほどベロキスをしたせいで口の中も毒されていた。まずい──と正直に伝える。すると意外にもMayukiは素直な反応を示した。こくっ…♡と頷いたのだ。








「ふーっ…♡ふーっ…♡♡」








 にゅるる…と尻尾を伸ばして──


 壁際に置かれた机から“何か”を持ってきた。








「…どうぞ…♡♡」








 玄関先で手渡された義理チョコよりも大きめの包装に入った、ちょっぴり歪なハート型のチョコレート。そこにはホワイトのチョコペンで『AOIあおい♥』と書いてくれてあった。当然ながら全男子向けのメッセージカードもない。正真正銘の僕宛てのバレンタインチョコ。一旦腰の動きを止めて、Mayukiに許可をとってからリボンをくるくると外す。








「…♡♡」








 義理ではないのなら──


 これはつまり──とMayukiに迫ると──








「──…?♡


 いえ…本命ではありませんよ…♡♡




 色々とお世話になっている…♡


 その感謝の気持ちを伝えたいだけです…♡




 念のため確認ですが──…♡本命チョコ…とは…♡恋愛感情を抱く相手に本気の想いを伝えるための特別なチョコレート…♡ですよね…♡つまりは告白と同じ意味を持つと…♡だとすれば全く違います…♡私…サキュバスなので…♡♡特定の男性を好きになるなんてことあり得ませんし…♡♡今は…一時的に先輩と親密な関係を築いているだけで…♡♡他の男性に乗り換える可能性なんていくらでもありますから…♡♡」


 






 クールな声音でくっそ憎たらしい理屈を並べるMayukiにイライラする。せっかくならばとそのチョコも食べてみると──腹の奥底から肉欲が湧き出てきた。やはりこれにも僕用に調合した催淫液を混ぜていたのだろう。Mayukiの膣内でびくびくっ…♥と陰茎を脈打たせる。心臓で熱い鼓動を刻みつつ、再び──挑発的な顔をしたMayukiと向かいあった。








「…やん♡」








 体操服をめくりあげる。


 ぐい──だっぷぅん…っ…♥


 予想通り光沢赤メタリックレッドのビキニが露わになった。


 エナメル質な布に包まれた爆乳が波打っている。








「…本命チョコ♡


 期待しちゃってたんですか…?♡」








 くすっ…♡と微笑みながら──


 胸板を尻尾でつんつん…♡としてくるMayukiに──


 僕は覆い被さり、本気のピストンをぶつけていった。










 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんっっっ!♡♡♡


  だむだむだむだむだむだむっっっ!♡♡♡




 ぎっこぎっこぎっこ…♡♡


   ぎしッ…ぎしッ…ぎしッ…♡♡






「~~~~~~っっお゛っ!♡♡♡」










 下品なエロ声をあげて仰け反るMayuki。それでも構わずにピストンを続行する。根元から亀頭までを存分に活用したロングストロークでハメ潰す。子宮口バキュームも弱まりつつあった。なのにMayukiの喘ぎ声は激しくなる一方であり──助けを求めるようにして僕と手を繋ごうとしてくる。AyasakiMayukiはドマゾなので振り払ってやっても喜ぶだろうとは思ったのだが、その情けない姿が愛おしくなってしまい、恋人繋ぎに応じてあげた。








 ぎゅ…ぎゅ…ぎゅ~っ…♡♡






「んお゛っ♡お゛っ♡お゛~~っ…♡…すっ♡すきっ♡せんぱいすきっ♡♡本命♡♡ほんめいです♡♡さっきのちょこほんめい♡♡せんぱいとお付き合いしたいってきもちを乗せてつくりましたっっ♡♡んおっ♡♡すなおにいえなくてごめんなさいっ♡♡でもすきっ♡♡すきですのでっっ♡♡AyasakiMayukiっ♡♡あおいせんぱいと恋人になりたいとおもってますっ♡♡さきゅばすだけどっ♡♡せんぱいだけのおよめさんになりたいですっ…♡♡んお゛っ…♡おっおっお゛~~…っ♡♡やばやばっ…しゅ…っき…♡♡」








 腰を打ち付けるたびに──


 光沢赤メタリックレッドビキニの爆乳が揺れまくる──










 ゆさっ♡だぷっ♡だぽっ♡だぷぅんっ…♡


 だゆんだゆんだゆんっ♡だゆんっ…♡






「ふっ…♡♡ふっ…♡♡ふ~~っ…♡♡


 葵先輩っ…♡♡も゛ぉ…わたしっっ…♡♡」










 ──ふ~~っ…ふ~~っ…♡


 ──Mayukiのおっぱいでっっか…♡


 ──谷間もなっっが…♡揺れすぎっ…♡


 ──アクメ耐えてる顔…かわいっ…!♡


 ──あ~~やばっ…僕も射精でるっっ…!♡










 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ…!!♡♡




「んおっ♡お゛っ!♡♡お…お゛~~っ!♡♡


 ふぎっっ…♡♡いぐ…♡♡いぐいぐっ…!♡♡


 いぎますっっ…!♡♡まんこいぐっっ!♡♡」










 キャパオーバーの快楽をぶちこまれたMayukiはなぜか半ギレで喘いで身を縮こまらせる。僕は──そんな彼女を抱き締めて腰を叩きつけた。らぶらぶアクメ数秒前。絶頂を感知した子宮口が一旦バキュームを停止させる。心地よい射精を促すためだ。あれほど騒がしかった桃色のベッドが静まり返った直後、Mayukiが「お゛…っ♥♥」と低音ボイスで悶え、それに続いて僕も限界を迎えた。金玉から灼熱のザー汁をぶちまける──。








 どぷどぷどぷどぷどぷぶりゅぅぅ…♡♡


 ぶりゅぶりゅぶっぴゅぅぅっ…!♡♡


 びゅーっ…!♡びゅーっっ…!♡♡


 びゅぐりゅりゅ~~っっ…!♡♡






「うぎゅぅぅぅ…♥♥んお゛~~っ…♥♥


 あ゛…相変わらず…ふざけた量してますねっ…♥♥


 がちで種付けする気で射精だしてませんかっ…♥♥


 在学中は妊娠だめって…散々言ってるのにっ…♥♥ 




 んおっ…♥お゛っ…♥♥いぐ…いぐいぐ…っ♥♥




 お゛~~いぐいぐっ♥中出しでイっでるっ…!♥♥


 葵先輩の射精ぎもちっ…♥まじイクっっ…♥♥


 まんこイク…っ♥がちいきする…っ♥お゛…っ♥♥




 お゛~~~…っ…♥♥イッグ…ぅっ…♥♥」








 一頻り射精をした僕は、Mayukiの膣内から陰茎を抜いた。こってりと中出ししたのに膣口から精液は溢れない。膝立ちのまま後退り、ベッドからすっと下りる。未だに絶頂の余韻に浸るMayukiだけが桃色のシーツで寝転がっていた。白い両手とぶっとい両脚を放りだした、女の子らしさ皆無の大の字。やがて、Mayukiの下腹部から吸引音が響きだす。








 ちゅ…♡ちゅ…♡


 ちゅぅぅぅ~~…っっ…♡♡




 ぢゅぷるるるるる…ぢゅるるるぅ…♡


 ぢゅるべぞぶぢゅるるぅ…っ…♡♡


 ぢゅっぽぢゅっぽぢゅっぽ…♡♡


 ぢゅぅぅぅ~~…っぽん…♡♡






「んお゛~~~…っ…♡♡」








 搾精完了に伴い、Mayukiはようやく落ち着いた。


 薄氷色の髪を整えながら身体を起こしていく。


 捲れあがった体操服を戻してビキニを隠す。


 きりっと冷えた瞳でこちらを見詰めてくる。








 うねうねうね…っ…♡♡








 尻尾を左右に振りながら──


 可愛い子ぶって首を傾げていた。










「…まだヤります?♡」










 時刻は21時45分。


 あと一回戦くらいなら余裕だ。


 せっかくのバレンタインなのだから──


 今夜はとことんAyasakiMayukiをハメ尽くしてやる──








「やんやん…♡


 だめですってば、先輩…♡♡


 明日も学校あるのに…っ…♡♡」








 とか言いつつも──「こんなのはどうでしょう…♡」と赤い紐だけで乳首とおまんこを隠したバレンタインラッピング風の際どい衣装コスチュームに変身してみたり──義理チョコを渡した体育教師とのセクハラレイプ幻覚を見せてきたりして──僕を煽ってきた。






 …結局、終わったのは0時過ぎ。






 夜更かしする生徒が多い学園寮といえども流石に寝静まる時間帯のため、小さな浴室で一緒にシャワーを浴び…声を押し殺しながらの立ちバックでフィニッシュをキメた。僕は部屋に帰ろうとしたのだけれど、Mayukiに「せっかくなら泊まりますか?」と提案されたので…エロ汁がたっぷり染みたベッドでMayukiと二人…すやすやと熟睡したのであった。












<おしまい>


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